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💊 薬学× 🐝 養蜂 〜薬剤師の新たな可能性を探る〜
蜂蜜が結ぶ、薬学と自然の架け橋
桂林 秀太郎 教授(臨床疾患薬理学研究室)が、週末養蜂家として新たな挑戦を始めました。白衣を脱いで防護服に着替え、日本ミツバチたちと向き合う。一見すると薬学とは無関係に思える養蜂ですが、実はそこには専門性を活かした社会貢献への可能性と、薬剤師ならではの視点が大いに活かされています。
このページでは、薬学部で身につける知識が、医療現場だけでなく食品、環境、農業など想像以上に幅広い分野で活用できること、そして社会の様々な場面で貢献できることを、桂林教授の取り組みを一例としてご紹介します。薬学部は単に薬剤師を目指すだけの場所ではありません。生命と化学の総合科学を学び、社会の様々な課題を解決できる人材を育てる学部なのです。
薬学の知識が養蜂を科学する
養蜂と薬学には、実は多くの接点があります。
健康に良い食品として知られている蜂蜜には、抗菌作用や抗炎症作用があることが知られており、プロポリスは「天然の抗生物質」とも呼ばれ、古くから民間薬として利用されてきました。ローヤルゼリーに含まれる生理活性物質の研究は、現代の創薬研究にも通じるものがあります。薬学部で学んだ天然物化学や生薬学、薬理学の知識は、これらの蜂産品の価値を科学的に理解し、品質を評価する上で大いに役立っています。
蜂蜜にはボツリヌス菌の芽胞が含まれている可能性があり、1歳未満の乳児が摂取すると乳児ボツリヌス症を発症する危険性があるため、決して与えてはいけません。乳児の未発達な腸内環境では芽胞が発芽して菌が増殖し、毒素を産生するためです。このような食品と医薬品の相互作用やリスク評価も、薬学部で学ぶ重要な専門知識の一つです。

薬学の分析の広域な知識は、蜂蜜の糖度測定、微生物検査などに応用できます。医薬品製造で求められる厳格な衛生管理の考え方は、安全で高品質な蜂蜜生産にそのまま活かされています。
教員プロフィール

桂林 秀太郎 教授
所属: 福岡大学薬学部 臨床疾患薬理学研究室
専門分野: 薬理学、神経生理学
「父が定年後の趣味として十数年以上養蜂を楽しんでおり、帰省するたびにその様子をみていました。防護服を着た父がミツバチたちと静かに向き合う様子と忍耐力は、私が大学で基礎研究に向き合う精神と似ています。あくまでも本業は、福岡大学薬学部の教員ですが、薬剤師資格を持つ私自身も蜂蜜の健康効果に着目し、自分も養蜂に挑戦してみたいと思うようになりました。福岡大学には日本ミツバチの研究者がいますし、蜂蜜の成分分析をしてくれる研究者もいるので心強いです。そして薬剤師資格は食品衛生責任者としても認められているので、保健所への営業届の承認もスムーズでした。」
桂林教授が生産する蜂蜜は「さちのHONEY」と名付けられ、柿、栗、かぼす、八朔、カラスザンショウ、イチジク、ひまわりなど、季節ごとの様々な花の蜜を集めた百花蜜*として販売されています。
* 百花蜜:いろいろな花から採取した蜂蜜のこと。「百花」は「たくさんの花」という意味。季節や地域によって味や香りが変わり、豊かで複雑な味わいが特徴。
★今後の展開を含め「さちのHONEY」にご興味のある方は、桂林教授のInstagramを御覧ください。
https://www.instagram.com/shutaro.jp?igsh=cmtvMmdqczh2bnhs&utm_source=qr



薬剤師の無限の可能性
桂林教授の取り組みは、薬剤師の知識がいかに多様で、社会の様々な場面で活かせるかを示す好例です。従来、薬剤師といえば病院や薬局での調剤業
務、製薬企業での研究開発などが主な活躍の場と考えられてきました。しかし、薬学で培った科学的思考力、分析技術、品質管理能力、そして何より「人々の
健康に貢献したい」という想いは、思いもよらない分野で花開く可能性を秘めています。養蜂という一見異なる分野の活動も、薬学の視点を加えることで、単な
る趣味を超えた社会貢献活動となる可能性を秘めています。
未来の薬剤師たちへ
「薬剤師の資格は、皆さんが思っている以上に可能性に満ちています」桂林教授は語ります。
「養蜂を通じて、自然環境と人間の健康の密接な関係を改めて実感しています。ミツバチは環境指標生物でもあり、彼らの健康は私たち人間の健康とも直結しています。薬剤師として人々の健康を守るということは、時に白衣を脱いで、自然の中に飛び込むことも必要なのかもしれません。」
「学生の皆さんには、薬学の専門性を大切にしながらも、興味のあることには積極的にチャレンジしてほしいと思います。その経験が必ず、薬剤師としての視野を広げ、新たな価値を生み出すきっかけになるはずです。」
福岡大学薬学部では、このような教員の多様な活動を通じて、次世代の薬剤師が持つべき広い視野と柔軟な発想力を育んでいます。薬剤師の可能性は、まさに無限大! あなたも、福岡大学薬学部で、自分だけの「薬学×○○」を見つけてみませんか。
薬を通して人の為に役立ちたい、その情熱が原点
質の高い専門家としてはもちろん、信頼を寄せられる薬剤師に
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092-871-6631 (内線 2262・2263)
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