経緯

「口腔ケアアンバサダー制度」は、口腔ケアや口腔から始まる全身の健康に興味・関心がある方を日本口腔ケア学会が認定する制度です。福岡大学薬学部の松尾宏一教授が本学会の薬剤師部会評議員であるため、福岡大学薬学部の学生は無償（通常は6,000円）で認定試験を受験できます。

認定後は登録料やその後の会費が不要で、日本口腔ケア学会の準会員となり、学会の情報を入手できます。また、公認「口腔ケアアンバサダー」認定者として自己紹介や履歴書などへの記載が認められ、資格所有をアピールできるメリットがあります。

日本口腔ケア学会公式HP:https://www.oralcare-jp.org/

口腔ケアアンバサダー制度公式HP:https://ambassador.oralcare-jp.org/ambassador

資格取得の意義

文部科学省が実施している「薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会」では、「セルフケア・セルフメディケーションに関わる項目に口腔ケアなどの内容をコアカリ素案に追記しました。また病院薬剤師は周術期管理、保険薬剤師は在宅業務などを実施する上で、口腔内フィジカルアセスメントの知識や技能を修得する必要性が高まりつつあり、薬剤師は多職種と連携して、口腔ケアに貢献すべきと認識されて始めています。

福岡大学薬学部の学生にのみ与えられた特権であり、すでに多くの学生が在学中に受験し、本制度の認定者としての活動を目指しています。

実績

試験自体は決して難しくはなく、在学中に取得できる資格です。
2023年　113人受験（4年生）　113人合格
2024年　 43人受験（3年生）　 43人合格