薬剤師に必要な職能の一つに、患者や医療従事者へ適切な医薬品の情報を提供することがあります。市販後の医薬品は、多くの様々な背景の患者が使用するため、いろいろな有害事象が報告されています。そこで、当教室では、医薬品による有害事象に対して、科学的根拠に基づいた情報を提供するための基礎研究を行っています。さらに、育薬を目的として、医薬品に対する新しい情報を提供するための基礎研究も行っています。
研究テーマ
病態モデル動物および細胞を用いた研究
【1】イオンチャネル型プリン受容体の構造と機能に関する研究
【2】慢性疼痛における脳内疼痛関連領域の機能的変化の解析
【3】脳腫瘍に関する研究
抗腫瘍治療薬の適正使用に関する研究
【1】抗腫瘍薬測定法の開発
【2】抗腫瘍薬の癌細胞内濃度の予測法の開発
【3】造血幹細胞移植に対するブスルファンの適正投与法
【4】造血幹細胞移植後に対する抗ウイルス薬の適正使用
【5】白血病に対する亜ヒ酸の体内動態
スタッフ紹介
教 授 原 周司 [薬学博士] harashu@fukuoka-u.ac.jp
教 授 右田啓介 [博士 (薬学)] migitak@fukuoka-u.ac.jp
助 教 松本太一 [博士 (薬学)] tmatsumoto@fukuoka-u.ac.jp
講 師 小野和彦 [博士 (薬学)] kazu-ono@fukuoka-u.ac.jp