薬物を①必要な部位に、②必要な量を、③必要な時間だけ送り届けることができれば、薬物による治療効果を最大限に発揮でき、薬の副作用を最小化することができます。このように薬物による治療効果を最適化するための「工夫(手法)」がDDS(Drug Delivery System, 薬物送達システム)です。薬物送達学研究室では、臓器、細胞及びオルガネラへのターゲティング(標的指向化)や薬物及びプロドラッグ(化学構造を変換した薬物)のDDS技術を用いて副作用が少なく優れた治療効果を持つ新しい薬の開発を行っています。
研究テーマ
【副作用回避】
薬物有害作用による心血管イベント発症機序の解明と回避対策の構築
【プロドラッグ】
動脈硬化症、大動脈瘤・解離におけるプロドラッグの薬物送達性の効率化とその効果
アルツハイマー型認知症におけるプロドラッグの薬物送達性の効率化とその効果
脂肪性肝炎におけるプロドラッグの薬物送達性の効率化とその効果
【ナノ粒子による核酸送達】
転移がん・難治性疾患のための標的化核酸医薬開発
【界面制御技術】
機能性高分子を用いた細胞接着の温度制御システムの開発
【徐放化デバイス】
多機能性生分解フィルムの開発
スタッフ紹介
※メール送信時は@マーク以下を貼り付けてください。
准教授 古賀允久 [博士(薬学)] kogami ※ @fukuoka-u.ac.jp
准教授 櫨川舞 [博士(薬学)] mhaze ※ @fukuoka-u.ac.jp
助 教 渡瀬大輔 watase ※ @fukuoka-u.ac.jp
助 教 山田彩乃 a.yamada ※ @fukuoka-u.ac.jp