福岡大学薬学部 生体機能制御学研究室

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教室配属を考えている方へ

Q1 どんな研究をしていますか?

Answer

1.循環器調節と自律神経系
ラットを用いて、自律神経系が血圧や心拍数がどのように制御しているか、その詳細な仕組みを研究しています。特に、糖尿病や更年期によってどのような循環器障害が生じるか、モデル動物で研究しています。新しいタイプの降圧薬開発の基礎を目標にしています。 方法]麻酔下のラットの血圧,心拍数,呼吸,腎交感神経活動をモニターします。種々の薬物を投与して,それらの反応を観察します。

2.脊髄ムスカリン受容体と痛み
マウスおよびラットを用いて、侵害刺激による痛みの新しい神経経路を明らかにします。特に糖尿病などによって引き起こされる神経因性疼痛の仕組みを、モデル動物を用いて詳細に調べています。これらの研究によって、麻薬性鎮痛薬とは別の新しいタイプの鎮痛薬の開発が期待されます。[方法]糖尿病や末梢神経障害モデル動物を作り、熱刺激と機械刺激により疼痛反応を調べます。

3.てんかん発現の仕組み/抗てんかん薬の開発
てんかんは国民の2%もが罹患する最も多い神経疾患です。福岡大学医学部小児科教室は常染色体優勢夜間前頭葉てんかん患者のニコチン性アセチルコリン受容体遺伝子の中に異常を発見しました。私たちはその異常遺伝子を導入したラットを用いて薬理学的検討を行っています。なお、ヒトのてんかん遺伝子を動物に組み込み、てんかんを観察したのは世界で最初で。 [方法]ラットの皮下に脳波計と発信機を埋め込み,ビデオで動物の行動を観察しながら発作発現時の脳波を測定します。また種々のけいれん誘発薬物の感受性も調べます。

Q2 わたしにもできるでしょうか?

Answer

できます。 もちろん,そのためには勉強や練習が必要です。これまで多くの人が,難しい分析技術や測定方法を習得したり,最初は7〜8時間かかっていた脳の手術も1時間ほどでできるようになっています。

Q3 これまで動物を扱ったことがないのですが,大丈夫でしょうか?

Answer

あなたが,動物を嫌いではなく,動物アレルギーを持っていなければ何の問題もありません。現在,動物はラット,マウス,モルモットを使用していますが,すべて無菌的に飼育・生産されていますから,動物によって感染症に罹ることはありません。 正確な実験成績は健康な実験動物から得られます。健康な動物は良い飼育・管理によって得られます。ですから,当教室の研究には,当然,動物を愛情をもって飼育し世話をすることが含まれます。

Q4 国家試験の対策を何か行なっていますか?

Answer

実験の合間にお互いに情報交換をしながら勉強しあっています。秋になると国家試験を最優先にしてもらいます。また,大学院生は全員,薬剤師免許を取得していますから,いろいろなことを教えてもらえるでしょう。

Q5 教室の行事としてどんなものがありますか?

Answer

週に一度の研究報告会と学術論文紹介セミナー,年に一度の研究報告会,夏の教室旅行,年末の忘年会と動物慰霊祭,春の謝恩会があります。 また,教室行事ではありませんが,大学院生や学生はしばしば飲みに行ったり,ドライブやスポーツを楽しんでいるようです。

Q6 就職について教えて下さい。

Answer

これまで、教室卒業生の主な就職先は、製薬会社の研究、開発、学術やMR、病院や調剤薬局等です。また進学する人もいます。大学や学部に公開される求人情報、あるいは就職担当の先生と相談しながら自分で就職活動をする必要があります。もちろん推薦状などが必要であれば作成します。

Q7 卒業後はそのまま大学院生として教室の残りたいのですが・・・

Answer

推薦入学および秋と春の入学試験があります。早めにスタッフに相談して下さい。

大学院を考えている方へ

Q1 どんな研究をしていますか?

Answer

当教室には次の3つの大きなテーマがあります。

1.循環器調節と自律神経系
(Cardiovascular regulation and functions) 血圧や心拍数がどのように脳から制御されているか、その詳細な仕組みを研究しています。[キーワード]血圧,心拍数,腎交感神経活動,呼吸,動脈圧受容器反射,脳室内投与,自律神経作用薬,糖尿病、更年期

2.脊髄ムスカリン受容体と痛み
(Involvement of the spinal muscarinic receptors in the pain system)  侵害刺激による痛みの新しい神経経路を明らかにします。 [キーワード] 糖尿病モデル動物,神経因性疼痛,遺伝子改変動物,麻薬性鎮痛薬, von Frey法,Tail flick法,ムスカリン受容体,ノルアドレナリン受容体

3.てんかん発現の仕組み/抗てんかん薬の開発
てんかん遺伝子導入ラットを用いて薬理学的検討を行っています。 [キーワード]常染色体夜間前頭葉てんかん,トランスジェニックラット,テレメトリー法による脳波の測定,ニコチン性アセチルコリン受容体,薬物けいれん

Q2 どんなコースがありますか?

Answer

 6年制薬学部に移行し、6年卒業後に病態機能解析学領域の博士課程に進学できます。研究内容は、「痛み」の仕組みと医薬品開発。および「てんかん」の病態解明の研究です。国際レベルでの研究を展開していますので、ぜひ志願してください。
 健康薬科学専攻修士課程も開校しています。この課程 では、主に2つのコースがあり、専門的な薬剤師の育成をめざし,臨床薬学研修を行なうコースと、薬学研究を行うコースです。共に薬学部を以外のすべての学部の4年制学部を卒業した方や、社会人として働いている方がが進学できます。

Q3 講義はありますか?

Answer

あります。決められた単位を取得しなければなりません。しかし,研究が主であり科目数は学部と比較するとわずかです。

Q4 研究成果はどうするのですか?

Answer

得られた結果をまとめて学術誌に投稿します。また,関連する学会で発表します。修士論文を作成して卒業です。 卒業までに1,2回は学会発表をしてもらいます。国際学会で発表することもあります。

Q5 どんな学会で発表するのですか?

Answer

この数年で発表した学会は,日本薬学会年会,日本薬学会九州支部会,日本薬理学会総会,日本薬理学会西南部会,薬物活性シンポジウム,日本神経科学会,日本疼痛学会,日本てんかん学会,World Congress of Pharmacology (国際薬理学会)、Society for Neuroscience (北米神経科学会), Asian Pain Symposiumu (アジア疼痛シンポジウム) などです。学会に出席することで貴重な意見交換ができ,他の研究機関との交流も生まれます。

Q6 就職状況を教えて下さい。

Answer

これまでの卒業生の多くは,製薬会社の研究所や開発・学術の分野,公立あるいは民間の研究所,大学等の教育機関,病院の薬剤部で活躍しています。

Q7 他の教室,あるいは他の大学からも受験できますか?

Answer

できます。ただ,受験前に一度お会いしたいと思います。願書を提出される前にぜひ一度お訪ね下さい。

Q8 これまで動物を扱ったことがないのですが,大丈夫でしょうか?

Answer

あなたが,動物を嫌いではなく,動物アレルギーを持っていなければ何の問題もありません。現在,動物はラット,マウス,モルモットを使用していますが,すべて無菌的に飼育・生産されています。 正確な実験成績は健康な実験動物から得られます。健康な動物は良い飼育・管理によって得られます。ですから,自分で動物を愛情をもって世話をし,自分で動物の様子をいつもチェックすることが大切です。

Q9 英語が苦手です。

Answer

研究の目的は新しいことを発見することです。誰かがすでに行なった実験をただ繰り返しても意味がありません。ですから競争相手は世界中の研究者です。それで,どんな研究がなされているか国際学術誌を読まなければなりません。もちろん英語です。しかし,文学作品とは異なり,文法は比較的平易です。よく使う専門用語をある程度理解すれば読み書きはそれほど難しくはないでしょう。 国際学会で発表するためには英会話が必要です。また,将来留学することも考えているのなら,英語力をしっかりと身につけておくべきです。 ちなみに,修士論文の作成と発表は日本語です。

Q10 話すことが苦手で,発表が心配です。

Answer

初めから上手な人はほとんどいません。当教室では一週間の実験結果の報告会と,自分が選んだ学術論文を紹介するセミナーを毎週行なっています。それによって,データのまとめ方,図表の作り方,プレゼンテーションの仕方,話し方を指導します。

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