▲▽▲ダイダイ▲▽▲

ミカン科

Citrus aurantium var. daidai

[性 味] 苦、微寒(枳実)

[帰 経] 脾・胃・大腸(枳実)

 インドヒマラヤ地方原産の常緑小高木。
温帯各地で栽培される。液果は秋に橙黄色になり、翌春に再び緑色、2,3年は落果せず、新旧代を重ねて実が付いていることから、正月の縁起物とされる。
日本ではカブス(臭橙)とカイセイトウ(回青橙)の2品種が栽培されているが、いずれも酸味が強く生食には向かない。食酢などに用いられ、ペクチンが多いのでマーマレードにも利用できる。

薬用部位は成熟果皮(橙皮)および、未熟果実(枳実)。
「橙皮」は芳香性苦味健胃薬でトウヒシロップ、同チンキ、苦味チンキに利用される。
「枳実」も芳香性苦味健胃薬であるが、特に漢方では順気薬として胸腹部のつかえ、膨満感を目標に用いられる。

漢方処方:大承気湯、通導散、四逆散、排膿散など