▲▽▲ホソバオケラ▲▽▲
キク科

Atractylodes lancea


[性 味] 

[帰 経] 脾・胃


中国華中に野生、あるいは栽培される多年生草本。
日本では新潟・佐渡にわずかに栽培される。
茎は直立し、草丈30〜80cm、上部でやや分枝する。
葉は細い卵状披針形または狭い披針形。
上面は深緑色、革質でかたく、縁には針に様に尖った鋸歯がある。 茎の根元に出る葉は羽状深裂するが、花の時期には枯れて脱落する。
秋に白い頭状花序をつけ、その周りには羽状に深裂した魚の骨のような苞が一列に並ぶ。

 薬用部位はその根茎を用い、生薬名は「
蒼朮」、別名「茅朮」。
別名の「茅朮」は江蘇省・茅山より産したものが良品であったことに由来する。 また、「茅蒼朮」とも呼ばれる。
質の良いものほど精油を多く含み、hinesolおよび、β-eudesmolが絹糸状の結晶として析出し、カビが生えたように見える。

 漢方では代表的な駆水薬の一つ。
「水」の偏在・代謝異常の改善に用いられる。
中医では、キョ(しめすへんに去)風湿薬(肌肉、経絡、筋骨の間にある風湿の邪を除いて痺れや痛みを治す薬物)に分類され、キョ風除湿、燥湿健脾、散寒解表、除障明目の効能があるとされる。
利尿、健胃、発汗、解熱に応用される。


 
漢方処方:胃苓湯、二朮湯、桂枝加朮附湯、平胃散、疎経活血湯など