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薬用植物紹介

-2010

芍薬・牡丹皮〔ボタン科〕 (2009.4.27) 
 婦人薬としてよく使われる2つについて…

『芍薬』(シャクヤク) 
 
 Paeonia lactiflora Pallasの根で、
 主要成分としてペオニフィロリンがある。
 漢方で鎮静・鎮痛等を目標に用いられる。
 代表的なものに桂枝加芍薬湯などがある。

『牡丹皮』(ボタンピ)

 Paeonia suffruticosa Andrewsの根皮で、
 主要成分としてペオノールがある。
 漢方で駆お血等を目標として用いる。
 代表的なものとして大黄牡丹皮湯などがある。

また、以上の2つの生薬を用いた代表的な漢方処方として、加味逍遥散がある。

※立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
…聞いたことがあると思いますが、美人をたとえた言葉です。芍薬や牡丹の形態と関係があるそうです。
芍薬:真っ直ぐ伸びた茎の先端に花をつける(写真:上)
牡丹:枝分かれしやすく、横に伸びた枝に花が咲く(写真:下)
ホントかな…?
芍薬



牡丹



春の七草 〔2009.1.7〕

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年の一発目は時期物ということで春の七草について少々…

 言わずと知れた
春の七草〔せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ〕
正月のおせち料理で疲れた胃を休めるためとか、
一年健康で過ごす為にとか諸説ありますが、
中薬学的に見てみると…

〔せり(水芹:スイキン)、なずな(薺菜:セイサイ)、ごぎょう(鼠麹草:ソキクソウ)、
はこべら(繁縷:ハンロウ)、すずな(蕪菁:ブセイ)、すずしろ(莱菔:ライフク)〕

…ほとけのざは中薬学では使われないみたいです
(調べ損なっているかと思いますので、ご存知の方はお教えくださいm(_ _)m)

とまぁなるみたいです。
以外に身近な植物が薬草としての顔を持っていることもありますので
薬草・生薬に対する興味のきっかけにでもなればと思います。

※ちなみに秋の七草も薬草ですので…




センナ〔マメ科〕 (2008.10.8) 

『センナ』 
 
 Cassia angustifolia Vahl. 又は
C. acutifolia Delileの小葉。
 含有成分として ジアントロン類 (sennosides)など。
 緩下薬として用いる。
 
 センノシドは腸内細菌により代謝させ体内に吸収されやすいレインアントロンに変換される。このようにセンナは優れたDDS(Drug Delivery System)を備えているともいえる。


※腸内細菌はこのように薬物や食物の代謝に関与し、漢方薬の効き目が人により異なることもこれらに関係あるのではないかという考えがある。




葛〔マメ科〕 (2008.9.8) 

 薬用植物の紹介の手始めはこちらです(→)
葛(くず)の花が咲いていたので載せてみました。
生薬としてはを使います。
生薬名はそのまんま『葛根』(カッコン)です。
また、葛の花を用いることもあり、
生薬名はやはりそのまんま『葛花』(カッカ)です。


『葛根』(カッコン) 
 
 クズ Pueraria lobata Ohwi の根。
 含有成分として イソフラボン ( puerarin ) 、
 サポニン(kudzusaponins)など。
 漢方で解熱等を目標に用いられる。
 代表的なものに葛根湯(カッコントウ)がある。


『葛花』(カッカ)

 クズの花。
 酔い覚ましに用いる(二日酔いに!)





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