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薬用植物紹介

緑のある部屋

時間があるときに適当に薬用植物・生薬の解説をしてみたり、してみなかったり‥‥
演習組の学生にも手伝ってもらいますので、不備があるかもしれませんが、その時はご指摘お願いします。


ヘチマ(糸瓜)(2014.9.26)
 
学名:Luffa cylindrical
科名:ウリ科
属名:ヘチマ属
使用部位:果実
生薬和名:シカ(糸瓜)
主要成分:サポニン


これは有名ですね。私は小学校の頃に育てました。ヘチマを生薬として使う際は、ヘチマ水というものを作ります。その作り方とは、地上30cm位のところを切り、切り口をビンに差し込んでおくと根から吸い上げた水がビンに溜まります。これをヘチマ水と呼ぶそうです。

また、植物は品種や科が同じだと同一の漢字を用いる場合が多々あります。そこでヘチマには“瓜”という漢字が使われているので、他にも“瓜”の漢字が使われる身近な植物を探してみました。読めるかどうか試してみてください。「真桑瓜」「甜瓜」「南瓜」「胡瓜」「西瓜」「苦瓜」「木瓜」

参考:生薬単
   HP http://www.e-yakusou.com/sou/sou328.htm

担当:河野



ホオズキ(2014.9.26)

(ナス科)
生薬名 酸漿(さんしょう)
学名 Physalis alkekengi var. franchetii
観賞のために庭に植えられる多年草です。
果実は熟すると赤くなり、縁日で売られることもあります。
7~8月頃の開花中に、地下茎および根を掘り取り水洗いして日干しにします。これを生薬の酸漿根(さんしょうこん)と言います。全草を乾燥させたものは酸漿(さんしょう)といいます。
咳止め、解熱、利尿薬として発熱、黄疸、水腫に用いられ、酸漿根(さんしょうこん)も同様に用いることができますが、どちらも子宮のぜん動運動を盛んにして堕胎作用があるため、妊婦には服用することができません。

参考;http://www.babakanpou.co.jp/contents/minkan/hozuki.html


ハッカ (2014.9.19)

生薬名:薄荷
学名:Mentha arvensis Linn. var piperascens Malin.
科名:シソ科
属名:ハッカ属
使用部位:全草
成分:メントール、アセチルメントール、α-ピネン、リモネンなど
薬効:防腐作用
漢方処方:川芎茶調散
夏秋、上部に淡紫色の花を多数輪生。漢方では、解熱、発汗、健胃などに用いられてきた。また、菓子の清涼剤、ハーブティー、リキュールなど幅広く用いられている。
参考:生薬単


ツルレイシ(ゴーヤー) (2014.9.12)
学名:Momordica charantia
科名:ウリ科
属名:ツルレイシ属
使用部位:果実、種子
薬効:解熱・解毒/下痢/充血の眼病

 熱帯アジアが原産のツルレイシは沖縄ではゴーヤー、またはニガウリなどと呼ばれています。緑色の未熟な果実が食用とされていますが、秋にオレンジ色に熟した果実を採取、種子ごとに輪切りにして天日で乾燥させたものを煎じて服用することで、解熱・解毒などの効果が得られます。また、アジア、アフリカ、カリブ諸国では未熟果を糖尿病の血糖値降下に用います。種子油は、中国では避妊薬、西インド地方では創傷の治癒の促進にも用います。
 ちなみに私は先日、薬草園で育ったゴーヤーを大川先生から頂き、チャンプルーにして美味しくいただきました!

参考:http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm063.htm



クララ(眩草) (2014.7.25)

学名:Sophora flavescons
科名:マメ科
属名:クララ属
使用部位:根
生薬和名:クジン(苦参)
主要成分:マトリン
薬効:抗炎症、抗潰瘍
漢方処方:消風散、苦参湯


クララと聞くと外国をイメージしていませんか?しかし、漢字を見てもらうと分かりますがこれは目も眩むほど、クラクラするほど苦い眩草(くららぐさ)から命名されたれっきとした日本語です。
また主要成分のマトリンもクララの別称からきています。クララの古名に末比里久佐(まいりぐさ)、つまりあまりに苦くて「参り草(まいりぐさ)」というのがあり、マイリグサがマトリグサに訛ったという説があります。
起源を聞くととても覚えやすいですね。ほかの生薬もこんな感じなら覚えやすいのに。
またこれだけ苦いと言われると食べてみたいような、食べたくないような・・・。
機会があったら少し食べてみたいと思います!



参考文献:生薬単
担当:河野


ヨロイグサ (2014.7.11)

生薬名:白芷
学名:Angelica dahurica
科名:セリ科
属名:シシウド属
使用部位:根
成分:ビャクアンゲリコール
薬効:解熱、鎮痛、解毒、排膿
漢方処方:清上防風湯
種小名dahuricaは「シベリアの、シベリア産の」という意味があり、シベリア産の植物の種小名にはdahuricaがよく見られる。

参考:生薬単



アスパラガス (2014.7.4)


学名:Asparagus officinalis var.altilis
科名:ユリ科(キジカクシ科)
属名:アスパラガス属
生薬和名:マツバウド
使用部位:根茎
薬効:小便不利・膀胱疾病・肝臓疾病

 

ギリシャでの古名アスパラゴス(はなはだしく裂けるという意味)は、アスパラガスのマツ葉状の葉状茎から名がついたと言われ、それが転訛してアスパラガスという英名ができたとされています。
利尿作用があり、膀胱・肝臓疾病などには、根茎を乾燥したものを(1日量25~50グラム)煎じて服用します。また、小児の回虫などの寄生虫駆除にも効果があるとされます。
アスパラガスの根茎にはアスパラギン、コリン、サポニンなどを含有しており、 野菜として一般に販売されている若芽のグリーンアスパラガスにもアスパラギンを含むので、滋養強壮などに茹でて食べます。

参考HP:http://www.e-yakusou.com/
担当:近藤


スベリヒユ (2014.6.20)

生薬名: バシケン(馬歯莧)
学名: Portulaca oleracea
科名:スベリヒユ科
属名:スベリヒユ属
使用部位:全草
薬効:利尿、解熱、解毒、抗菌、抗ウイルス

スベリヒユは五行草とも呼ばれていて、民間薬として解熱、解毒などに使われ、常食している地域もあります。また葉が肉質のため、潰して出た汁を塗布して痒みを鎮める効果もあります。梅雨のじめじめして重だるい症状に利尿作用によって余分な水分を除いてすっきりさせる効果があり、今の季節にはもってこいの薬草です。五行草茶というお茶としても飲まれていてアトピー患者向けの化粧品にも使われています。

参考:http://www.e-yakusou.com/
担当:西浦


モモ (2014.6.6)

生薬名:桃仁
学名:Prunus persica
科名:バラ科
属名:サクラ属
使用部位:種子
成分:アミグダリン
薬効:消炎、抗菌


桃仁とは、桃の仁の意。モモの内果皮は非常に堅く木質化していて「核」と呼ばれるが、この核を割った中身が「仁(シン)」である。植物学的にはこの仁こそが「種子」に相当する。サクラ属の果実はこうしたタイプの果実が多く、「核果」と呼ばれる。


参考:生薬単

担当:村上


クチナシ(2014.5.30)

アカネ目(Rubiales)
アカネ科(Rubiaceae)
クチナシ属(Gardenia)
使用部位:果実
主要成分:ゲニポシド
生薬和名:山梔子(Gardeniae Fructus)
主な薬効:利胆 鎮静・消炎・止血・解熱・利胆を目標に、
       精神不安・充血・黄疸などの症状に用いられる。
漢方:黄連解毒湯、梔子厚朴湯

夏、方向ある6裂の白い花を咲かせます。学名「Gardenia jasminoides」には「ジャスミンのような」という意味があり、ジャスミンとは分類学的に近縁ではありませんが、共通する「インドール」という成分が含まれています。
果実が熟しても開裂せず、口を開かないので「くちなし」という名前が付いたと言われます。
村山


ウコン(鬱金) (2014.5.23)


学名:Curcuma longa
科名:ショウガ科
属名:ウコン属
使用部位:根茎
成分:クルクミン
薬効:利胆、肝保護作用


みなさんもちろん名前は聞いたことがありますよね?お酒の飲みすぎにはウコンの何とかとかいうCMでも有名です。私も今回初めて知ったのですが、ウコンには春と秋のものがあり、秋のものの方がクルクミンを多く含んでいるので飲みすぎなどに効くそうです。しかし、春ウコンでも花が咲くのは6月ごろらしく根茎の写真を用意しました。
また、あのみんなが大好きなカレーの色付け、風味付けに使われるターメリックとはこのウコンのことです。カレーには、トウガラシ、チョウジ、サフラン、カルダモン、コショウといった日本薬局方収載の生薬もたくさん入っており、これらは「芳香性健胃薬」として用いられているものが多くあります。さらには、クミン、コリアンダー、アニス、マスタードなど多くのスパイスも入っており、その地方では民間薬として用いられるものもあります。多くの国に「世界的薬膳料理」としてカレーが広まったのにはここら辺の理由があるからでしょうね。今から暑くなってきますが、カレーを食べて元気に行きましょう。今日のお昼はカレーにしようと思います!


参考:生薬単
担当:河野

オオケタデ(2014.5.16)
漢字表記: 大毛蓼
生薬名:コウソウ
学名:Polygonum orientale
科名: タデ科
属名:タデ属
使用部位:葉、種子
主要成分:タデオナール

オオケタデの名の由来は、草姿が大きく、茎が太く、全体的に毛が多いことから付けられています。
葉は、マムシ、毒虫の解毒剤、種子は化膿性の腫れ物などに、民間薬として利用されてきました。
日本では、生薬や香味料として用いられ、鮎の塩焼きのタデ酢(アオタデの本葉のすり潰したものを二杯酢に加える)や刺身の褄(主にベニタデの発芽した子葉)に、現在も使われています。
”蓼食う虫も好きずき”の虫は、甲虫類のイチゴハムシや蛾類のシロシタヨトウ等の虫だそうで、栽培するときに除虫をしないと、かなり虫食いだらけの葉になるそうです。



ツルニチニチソウ (2014.5.9)

学名:Vinca major Linn
科名:キョウチクトウ科(Apocynaceae)
属名:ツルニチニチソウ属
使用部位:全草
成分:アルカロイド
薬効:止血

キョウチクトウ科には180属1500種存在し、その中のニチニチソウからビンクリスチン、ビンブラスチンなどの抗腫瘍薬が見つかった。またツルニチニチソウは毒性をもつ。

参考:生薬学 廣川書店


莱服子(ライフクシ) (2014.5.2)

基源:ダイコン
学名:Raphanus sativus L.var.hortensis Backer
科名:アブラナ科
使用部位:成熟種子
性:辛、甘/平
薬効:消食化痰、降気化痰
漢方処方:三子養心湯

 普段食べている大根ですが、乾燥した種子は莱服子と呼ばれ、漢方で健胃・去痰の目的で用いられ、また咳止めや喉の痛みなどにも用います。中国では肥満の薬としても有名です。種子だけでなく、民間療法では大根おろしを風邪、麺類の食べ過ぎ、二日酔い、胸やけに用いたり、また肩こり、打ち身、火傷、霜焼けに貼ったり、日射病では背中や足裏に塗るなどされます。

参考:http://www.kigusuri.com/nikaido/nikaido004-05.html


キンセンカ (2014.4.25)

学名:Calendula officinalis L.
科名:キク科
属名:キンセンカ属
薬用部位:花、舌状花
成分:精油、サポニン、苦味質、樹脂
薬効:利尿、瀉下、止血、胆汁分泌促進、芳香性苦味健胃薬、通経、外傷、皮膚炎

ヨーロッパ原産で花壇や切り花用に盛んに栽培されます。キンセンカ属のcalendulはラテン語の月の初めの意味があるcalendaeに由来しているそうです

春になりました!薬草園ではいろんな花が咲きチョウチョが飛んでいます!暖かくなってくると眠くなってきますね。睡魔に負けずに頑張っていきましょう!

参考文献:原色牧野和漢薬草大図鑑



カノコソウ(鹿子草) (2014.4.18)


生薬和名:カノコソウ(吉草根)
学名:Valeriana fauriei  
科名:オミナエシ科
属名:カノコソウ属
使用部位:根及び根茎
成分:ボルニルイソバレレート
薬効:鎮静、鎮痙


東アジア温帯産地に生息する多年草。カノコソウ(鹿子草)の「鹿子」は絞り染めの模様に白星が斑状にあるものを指し、この絞り染めを中国では「纈(ケツ)」というので中国には「纈草(ケッソウ)」という呼び名がある。
小さくて可愛らしい花なので見ているだけで気分が良くなりそうですが、根からは特異の強臭がするそうです。

参考:生薬単
担当:西浦


レンギョウ (2014.4.11)


学名:Forsythia suspensa
科名:モクセイ科
属名:レンギョウ属
使用部位:果実
生薬和名:レンギョウ(連翹)
主要成分:フォルシチアシド
薬効:抗菌、消炎
漢方処方:治頭(ぢづ)瘡(そう)一方(いっぽう)、響声破(きょうせいは)笛(てき)丸(がん)

耐寒性耐暑性に優れているため、大気汚染や病虫害にも強く、どんな土壌でもよく育つ事から、日本や欧米でも庭木、公園、垣根に用いられることが多いです。開花時期は3月~4月頃でちょうど今の時期に見かけることができるのではないかと思います。
連翹の「連」は、枝に実が「連なって」つくことからきているという説もあり、日本の連翹は、枝が中空になることから「レンギョウウツギ(連翹空木)」という別名もあるそうです。


ジンチョウゲ (2014.4.4)

生薬名:瑞香花
学名:Daphne odora
科名:ジンチョウゲ科
属名:ジンチョウゲ属
使用部位:花
成分:クマリン類バニフン、ウンベリフェロン
薬効:消炎、鎮痛作用

ジンチョウゲは高さが1~2メートルほどの常緑低木で、枝は根元から3つに分かれています。
雌雄異株で、日本のジンチョウゲは雄株が多く、実はできません。雌株には赤い果実が咲きますが、この果実は有毒であることが多いです。
早春3~4月の開花期に花を採取して日干しにして乾燥させたものを瑞香花として、風邪や風邪の喉の痛みなどに用います。
和名は沈香と丁香を合わせもつ花と形容されたことに由来し、沈丁花という名前になったといわれています。

参考HP:http://www.e-yakusou.com/

村上


フジモドキ (2014.3.28)

学名:Daphne genkwa
ジンチョウゲ科(Thymelaeaceae)ジンチョウゲ属
生薬名:芫花
使用部位:蕾(花が開く前の蕾を採取し陽乾する) 
薬効:利尿、消炎、去痰
主要成分:apigenin,genkwanin(フラボノイド)

別名チョウジザクラとも呼ばれる中国原産の落葉低木で、福健、浙江、江蘇、四川、山東の各省、揚子江流域と広く分布している。日本への伝来は奈良時代にまでさかのぼり、芫花は西暦756 年に正倉院に献納された生薬の1 つとして『種々薬帳』に記載されている。それには「芫花三百廾四斤二両」が献納されたと記載され、大量の芫花が献納されていたことが伺える。

原価を含む漢方包材のうち、臨床で用いられる代表例は十棗湯である。浮腫、胸水、腹水、慢性腎炎などを適応とする。

3月~4月が花期で、葉が出る前に淡い紫の香りの強い花を付けますが、有毒です。今ちょうど綺麗に薬草園で咲いています!

参考:
芫花及びこれを構成生薬とする十棗湯の薬理作用(甲斐久博,古稲岳彦,馬場正樹,奥山徹)
Pharmacological EŠects of Daphne genkwa and Chinese Medical Prescription, ``Jyu-So-To''
http://www.geocities.jp/yunakisaragi/x-fujimodoki.html

村山


ムラサキ(紫草) (2014.3.21)

学名:Lithospermum erythrorhizon
科名:ムラサキ科
属名:ムラサキ属
使用部位:根
生薬和名:シコン(紫根)
主要成分:シコニン
薬効:創傷治癒促進作用
漢方処方:紫雲膏


名前から分かるように根が紫色です。そもそも色である「紫」という言葉は、紫という草が先であり、この紫草の様な色ということで言葉がつくられたみたいです。では紫の植物名自体の由来は?と疑問に思いますが、それは「群れ咲く」が訛ったという説があるそうです。おもしろいですね。

紫色といえばなんとなくですが日本の昔の着物に使われているイメージはありませんか?ムラサキは栽培困難なため貴重で、古来より高貴な色とされていました。そしてシコンはコウカ(紅花)、アイ(藍)と並んで日本三大色素の一つです。冠位十二階って言葉は聞いたことありますよね。私も歴史は苦手ですが言葉くらいは・・・。その最上位の冠はこの紫色とされていました。この日本に関係の深い植物です。



参考文献:生薬単
担当:河野


セイヨウフキ (2014.3.14)

生薬名:西洋蕗
学名:Petasites hybridus
科名:キク科
属名:フキ属
使用部位:根茎
主要成分:ペタシン、イソペタシン

セイヨウフキは、キク科の多年草です。英語で、バターバーと呼ばれますが、かつて、西洋では気温の高いときにセイヨウフキの大きな葉でバターを包んでいたからだといわれています。

セイヨウフキは、2000年以上前の古代ギリシャ時代から、万能のハーブとして用いられ、偏頭痛や鼻づまりや花粉症などのアレルギーに効果的といわれています。

セイヨウフキから抽出されたペタシンは、他のアレルギー薬にしばしば見られる、「眠気」を引き起こさないため、運転前にも比較的安心です。

参考HP:http://henzutu.skr.jp/butterbar.html


ツバキカンザクラ (2014.3.7)

生薬名:桜皮
学名:Prunus×introsa Yagi
科名:バラ科
属名:サクラ属
使用部位:樹皮
成分:フラボノイド
薬効:鎮咳、去痰

桜皮は、ソメイヨシノや山桜などのバラ科サクラ属から採取できる、周皮を取り除いた樹皮を乾燥させたものである。桜皮は、飲みにくい生薬であり、蜂蜜、砂糖、牛乳、野菜ジュースなどに混ぜて服用すると良い。江戸時代には、魚の中毒、蕁麻疹、解熱、止咳、収斂薬として、様々な用途で用いられた。

参考:http://www.yanagidou.co.jp/syouyaku-yakusou-ouhi.html
   http://hontonano.jp/hienai/500nDrugs_009.html



ゴボウ (2014.2.28)

生薬名:ゴボウシ(牛蒡子)
学名:Arctium lappa
科名:キク科
属名:ゴボウ属
使用部位:果実
薬効:発汗、利尿、抗腫瘍
漢方処方:消風散

<薬効>
①牛蒡根(ごぼうこん)は適量を煎じて服用することで食欲増進、胆汁分泌促進、発汗利尿に効果があるとされている。
②悪実(あくじつ)は、1日6~10gを煎じるか炒って粉末にし、3回に分けて服用することで、風邪の熱、咳、扁桃腺炎などに効果がある。
③生の葉には胆汁分泌を促進する成分が含まれており、肝臓の病気に良いとされている。


日本には薬草として中国から伝来したといわれますが、縄文初期の貝塚からゴボウの確認がされており、渡来はかなり古いものと推定されているそうです。日本では根をきんぴらやサラダなどの食用として使われますが、日本以外では根を食材とせず、中国では薬用のみに用いられています。普段何気なくゴボウを食べていたのですがまさかゴボウも立派な生薬の一つだったとは…!

参考文献:生薬単

近藤


福寿草 (2014.2.21)
学名:Adonis amurensis
科名:キンポウゲ科
生薬和名:福寿草根
使用部位:根、根茎
主要成分:アドニン
薬効:強心作用・利尿作用

新春に咲くことから縁起の良い花とされています。
花言葉も「幸福」や「祝福」と名前の通りめでたい花です。
名前はとても縁起がいいですが全草、特に根や根茎は強い毒があるので他の薬草との誤食に注意しましょう。

今年は寒い日が続きますね!福寿草も咲いたのできっともうすぐ春がやってきます!
体調を整えて頑張っていきましょう!

参考HP:庄内の日本桜草栽培日誌

武藤


ガマ(蒲)(2014.2.14)


学名: Typha latifolia L.
科名:ガマ科
生薬和名: ホオウ(蒲黄)
使用部位:花粉
成分:ティファステロール
薬効:止血、利尿、通経作用

池や沼などの水辺に生えていて、高さは1~2m、その穂の部分はソーセージを彷彿とさせるような非常にユニークな形状である。
花期は6~7月で花粉が放出する前に採取し、その花粉を乾燥させたものを蒲黄と呼ぶ。
また、全草は香蒲と呼び、利尿薬として使用される。
古事記の神話「因幡の白兎」では大国主の命が、サメに毛をむしられた白兎の赤い肌を治すのに、ガマの穂綿を使って治したといわれている。
他にも蒲団(ふとん)、蒲焼、蒲鉾など、実はガマを由来とする言葉が日常でよく使われている。

参考:http://www.e-yakusou.com/
担当:西浦




過去のもの

~2010    2011   2011   2011


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