1.充実した施設

福岡大学の広いキャンパスの中で、主に薬学部生が学生生活を過ごす施設は16号館および17号館になります。

16号館は、学部開設45周年と薬学教育6年制のスタートにあわせて、平成17年に建設されました。それまで分散していた施設や研究室を集中させ、最新の機器・設備を導入したことにより、より効果的で質の高い教育・研究の実施が可能となりました。

 そして、平成21年8月、福岡大学が創立75周年を迎える記念すべき年に、6年制教育における長期実務実習、医薬品領域の先端的教育研究、臨床薬学の基盤構築と高度な専門職能を有する薬剤師の育成を進めるための新しい薬学部棟として17号館が竣工し、9月の後期授業より運用を開始しました。

17号館は、地下1階、地上7階建てで、16号館のすぐ西側に位置しています。1・2階は主に基礎教育を行うスペースであり、薬学部では最大となる375人収容の大教室のほか、中教室、小教室、学習室、SGD室、研修室、DI実習室、最新のパソコン150台を設置したPC教室が設けられています。3・4階は実務実習事前教育に関連する教育施設が中心であり、調剤実習室、服薬指導実習室、薬局実習室、輸液調剤実習室、製剤室、TDM実習室、実務実習支援室などが設置されています。また、屋外には本格的な温室を備えた薬用植物園もあります。

平成24年には薬学部のすぐ横に、大学図書館としては国内屈指の規模を誇る福岡大学新中央図書館が完成しました。

16号館

17号館

2.地下鉄七隈線で都心からわずか16分

薬学部から徒歩数分の距離に福岡大学の正門があります。地下鉄七隈線「福大前駅」は、正門のすぐそばで、「天神南駅」まで16分で結びます。また、本学の周辺には「福大」の文字が付いたバス停がいくつもありますが、薬学部の近くにも「福大薬学部前」の停留所があります。都心と直結した交通アクセスは皆さんのキャンパスライフをより楽しく多彩なものにしてくれるでしょう。

3.薬学部薬学科の特色と理念

薬学部は「化学、物理学、生物学などを基盤とし、薬物を通して人々の生命と健康を守る総合生命科学である」との基本理念のもと、昭和35年に創設されました。近年の医療技術の高度化、医薬品に関わる先端科学技術の著しい進歩、および高齢化などの社会環境の急激な変化、全人的医療への転換など21世紀の新しい医療のあり方を背景に、薬学教育は平成18年度より、従来の4年制から6年制に改められました。本学部では、これを機に6年制の薬学科に一本化し、「医薬品の開発や安全使用に関する基礎的・臨床的先端研究の推進をもって国民の健康と福祉に貢献する」ことを新たな教育研究の理念として掲げました。これは、医療人としての使命感、倫理観をもち、高度な薬学の知識・技能・態度を身につけた薬剤師ならびに薬学教育研究者の養成を目指すもので、これまでの本学部の理念・目的をより一層明確化したものです。

本学部は6年制一貫教育の中で、卒業時に必要とされる10の資質の修得を行います。

  1. 薬剤師としての心構え
  2. 患者・生活者本位の視点
  3. コミュニケーション能力
  4. チーム医療への参画
  5. 基礎的な科学力
  6. 薬物療法における実践的能力
  7. 地域の保健・医療における実践的能力
  8. 研究能力
  9. 自己研鑽
  10. 教育能力

本学は、薬学部と同じキャンパス内に、医学部(医学科、看護学科)、大学病院、スポーツ科学部(スポーツ科学科、健康科学科)などが存在しており、総合医療(チーム医療)教育を学習・体験できる絶好の条件を有しています。また、人文学部(教育・臨床心理学科など)など種々の文系学部を擁する総合大学であり、全人教育、教養教育の場としても相応しい大学です。この総合大学の利点を最大限に活用し、薬学部の目的・理念の達成に努めていきます。

薬学部の卒業生は約10000人に達し、その多くは有能な薬剤師として病院・保険薬局、行政機関などで国民の健康維持・増進に貢献するとともに、薬局長、薬剤部長として現場の指導や人材養成に寄与しています。また、大学、製薬企業、公的研究機関において優れた研究者として数々の優れた研究成果を挙げており、医療技術の高度化、医薬品に関わる先端科学技術の発展に貢献しています。

今後、新しい教育改革のもとで「医療の場において高度な能力を発揮できる薬剤師養成のための教育とその基盤となる研究の推進」に努めていきます。このために、医療において重要な役割を占める医薬品の領域の先端的教育研究、臨床薬学の基盤構築と高度専門職能を有する薬剤師育成を一層進めていきます。平成21年度に薬学部棟別館が増築され、そこに薬学共用試験、薬学導入教育、卒後教育などのための「薬学教育支援センター」を設置しています。また、創薬と医薬品の適正使用の実践、あるいは予防医学、薬物乱用、機能性食品などの関連領域の教育研究を医学部、病院の支援・協力を得ながら推進することによって、研究マインドを持った臨床薬剤師あるいは臨床マインドを持った研究者、技術者、行政に携わる人材を育成していきます。

4.高い合格率を誇る薬剤師国家試験

充実したカリキュラムが学生たちの向学心を刺激し、「高度な薬剤師養成に向けた教育システム構築の試み」を学内ネットワークとコンピュータシステムを整備することによって高い教育効果を得、薬剤師国家試験の合格率を大幅に向上させています。

過去の国家試験の結果

第102回薬剤師国家試験

内訳 受験者数 合格者 合格率 合格率 (全国平均)
新卒 (6年制) 219 201 91.78% 85.06%
既卒 (6年制) 57 37 64.91% 50.83%
既卒 (旧4年制) 6 2 33.33% 30.21%
総計 282 240 85.11% 71.58%

第101回薬剤師国家試験

内訳 受験者数 合格者 合格率 合格率 (全国平均)
新卒 (6年制) 212 200 94.34% 86.24%
既卒 (6年制) 66 51 77.27% 67.92%
既卒 (旧4年制) 4 1 25.00% 34.29%
総計 282 252 89.36% 76.85%

第100回薬剤師国家試験

内訳 受験者数 合格者 合格率 合格率 (全国平均)
新卒 (6年制) 196 172 87.76% 72.65%
既卒 (6年制) 59 38 64.41% 53.12%
既卒 (旧4年制) 7 0 0.00% 18.69%
総計 262 210 80.15% 63.17%

進級率(平成29年4月時点)

12台 平成24年入学 6年生 198
5年生以下 20
進級率 90.83%
13台 平成25年入学 5年生 251
4年生以下 19
進級率 92.96%
14台 平成26年入学 4年生 206
3年生以下 19
進級率 91.56%
15台 平成27年入学 3年生 222
2年生以下 15
進級率 93.67%
16台 平成28年入学 6年生 228
5年生以下 3
進級率 98.70%